唾液フェチの幸せな出会い22

体が、温かい物で撫でられている感触がします。ぼんやりとした意識の中、目を開けました。

(ここはどこだ?)

女性が僕の体に覆い被さるようにしながら、タオルで全身を拭ってくれています。全裸でソファに座っている自分が、なぜここにいるのか、どうして目の前にいる女性が僕の体をタオルで拭いているのか、理解出来ません。

意識と記憶がはっきりとしてきて、やっと僕は自分の置かれた状況を思い出しました。

全身が気怠さに包まれてはいますが、タオルで優しく体を拭かれる心地よさに、身を任せることにしました。

「若菜さん」

「いっぱい、いっちゃったね。気絶する程、気持ち良かったのね」

(そうだ、僕は)

恥ずかしい言葉を叫びながら射精した事が思い出され、情けないような気持ちで胸がいっぱいなります。そういえば、ここはRさんの家。Rさんと奥さんはどこへ行ったんだろう。

「あの、Rさんと奥さんはどこに?」

「いるわよ。聞こえない、2人の声」

若菜さんに言われ、耳を澄ませると確かに遠くから、Rさんと奥様の声が聞こえてきます。それも、卑猥で淫らな交わりをしながら発する声が。2人は別の部屋で、交わっているのでしょうか。

「2人が何してるか、見たくない?」

「うん、見たいけど、今はちょっと休みたいかな」

「そうね、いっぱい出しちゃったもんね」

先程までの厳しい若菜さんの姿は消え、優しいお姉さんにしか見えない笑みを浮かべながら、僕の体を拭ってくれます。

「私、シャワー浴びてくる。ここでゆっくりしてなさい」

そう言い残し、若菜さんはバスルームへと向かって行きました。

ソファに座り、今日ここで体験してきたことを思い返します。色々な事を一気に体験しすぎて、まるで夢のようです。

(少し、休みたいな)

奥様と若菜さんの淫らな笑顔を思い浮かべながら、ソファに横になりました。

少し寝よう。寝て起きたらRさんと色々話しをしてみよう。Rさんなら、もっともっと、唾液プレイだけでなく、色々なたくさんの経験をしてるはず。その話しを聞いてみよう。

いつしか僕は、深い眠りへと落ちて行きました。

「唾液フェチの幸せな出会い」第一部完

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