体が、温かい物で撫でられている感触がします。ぼんやりとした意識の中、目を開けました。
(ここはどこだ?)
女性が僕の体に覆い被さるようにしながら、タオルで全身を拭ってくれています。全裸でソファに座っている自分が、なぜここにいるのか、どうして目の前にいる女性が僕の体をタオルで拭いているのか、理解出来ません。
意識と記憶がはっきりとしてきて、やっと僕は自分の置かれた状況を思い出しました。
全身が気怠さに包まれてはいますが、タオルで優しく体を拭かれる心地よさに、身を任せることにしました。
「若菜さん」
「いっぱい、いっちゃったね。気絶する程、気持ち良かったのね」
(そうだ、僕は)
恥ずかしい言葉を叫びながら射精した事が思い出され、情けないような気持ちで胸がいっぱいなります。そういえば、ここはRさんの家。Rさんと奥さんはどこへ行ったんだろう。
「あの、Rさんと奥さんはどこに?」
「いるわよ。聞こえない、2人の声」
若菜さんに言われ、耳を澄ませると確かに遠くから、Rさんと奥様の声が聞こえてきます。それも、卑猥で淫らな交わりをしながら発する声が。2人は別の部屋で、交わっているのでしょうか。
「2人が何してるか、見たくない?」
「うん、見たいけど、今はちょっと休みたいかな」
「そうね、いっぱい出しちゃったもんね」
先程までの厳しい若菜さんの姿は消え、優しいお姉さんにしか見えない笑みを浮かべながら、僕の体を拭ってくれます。
「私、シャワー浴びてくる。ここでゆっくりしてなさい」
そう言い残し、若菜さんはバスルームへと向かって行きました。
ソファに座り、今日ここで体験してきたことを思い返します。色々な事を一気に体験しすぎて、まるで夢のようです。
(少し、休みたいな)
奥様と若菜さんの淫らな笑顔を思い浮かべながら、ソファに横になりました。
少し寝よう。寝て起きたらRさんと色々話しをしてみよう。Rさんなら、もっともっと、唾液プレイだけでなく、色々なたくさんの経験をしてるはず。その話しを聞いてみよう。
いつしか僕は、深い眠りへと落ちて行きました。
「唾液フェチの幸せな出会い」第一部完
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- 2008-04-03 (木) 20:19
- 唾液フェチ